• 買う前
  • 買った後
更新

普段は湿気で困らない蓼科でも、冬に閉め切ったらカビが出ました

3行まとめ

  • 普段は湿気で困らない蓼科でも、冬に換気扇を止めて戸棚を閉め切ったら、木のまな板がカビた
  • 換気扇を回し、戸棚を開けて冬を越した翌年は、カビは出なかった
  • 軽井沢は霧が年154.7日、湿度87%。留守中の湿気対策を前提に考えるエリア

この記事の内容

  1. 蓼科でも、一度カビを出しました
  2. 換気扇と戸棚を変えたら、翌年は出ませんでした
  3. エリアで、湿気の条件はかなり違います
  4. お金をかけずにできること
  5. 除湿機は、置けば済むわけではありません

蓼科でも、一度カビを出しました

うちの別荘がある蓼科で、普段湿気に困ることはほとんどありません。夏に2〜3か月空けて行っても、室内がカビ臭いということはない。布団の押し入れと、洋服を入れているタンスに除湿剤を置いている程度です。麓の観測所(諏訪)の数字でも、霧は年5.2日と少なめです。

それでも、一度だけカビを出しました。

2年目の冬です。換気扇も含めて、ブレーカーをすべて落としていました。 戸棚も閉めたままでした。

翌年のGWに行くと、木のまな板と、包丁を差して収納する木製の台がカビていました。

普段は困らないエリアだから大丈夫、とは言えなかったわけです。エリアの数字が示すのは外の空気の話で、閉め切った家の中で何が起きるかまでは分かりません。

換気扇と戸棚を変えたら、翌年は出ませんでした

次の冬は、2つ変えました。

  • キッチンの換気扇の分だけはブレーカーを落とさず、冬の間も回しておく
  • 戸棚を開けたままにして冬を越す

翌年の春に行くと、カビは出ていませんでした。 それ以来、冬はこのやり方で閉じています。

ただし、2つを同時に変えたので、どちらが効いたのかは分かりません。 換気扇を回し続ける分の電気代も、分けて測っていません。

それから、換気扇を冬の間ずっと無人で回しておくことの安全性を、確かめたわけではありません。 うちはこうしている、という記録です。気になる場合は、管理会社に相談してください(§5でも触れます)。

水抜きをして閉じる手順そのものは、別荘の冬、実は1月と2月は行っていませんに書いています。閉じるときに全部を止めてしまうのは避けた方がいい、というのがこの件で学んだことです。

エリアで、湿気の条件はかなり違います

エリア8月の相対湿度年間の霧日数
(参考)東京74%1.3日
蓼科・八ヶ岳75%(諏訪)5.2日(諏訪)
富士五湖81%(河口湖)43.8日(河口湖)
軽井沢87%154.7日

出典: 気象庁「過去の気象データ検索 平年値」統計期間1991〜2020年。カッコ内は観測所名。

軽井沢は、1年の42%が霧です。 湿度も、蓼科・八ヶ岳側より12ポイント高い。軽井沢は気象官署が標高999mにあり、別荘地帯と同じ高さで測った数字です。

蓼科・八ヶ岳の数字は、麓の諏訪(標高760m)のものです。 別荘地帯に近い高さで湿度を測っている観測所がないためで、実際の別荘地帯の湿度は、これより高い可能性があります。

普段は湿気で困らない蓼科でも、閉め切ったらカビが出ました。 霧の多いエリアで別荘を持つなら、留守中の湿気対策を最初から前提にしておく方がいいと思います。軽井沢を避けるべきという話ではなく、対策込みで考えるエリアだということです。

お金をかけずにできること

うちでやっていることと、よく挙げられる方法です。

うちでやっていること

  • 冬に閉じるとき、キッチンの換気扇を止めない。戸棚を開けておく
  • 布団の押し入れと、洋服のタンスに除湿剤を置く

よく挙げられる方法

  • 24時間換気がある家なら、止めない
  • 行ったときに、家中の窓を開ける
  • 床下の換気口を塞がない
  • エリアを選ぶ段階で、霧の少ないエリアを選ぶ(いちばん安上がりな対策でもあります)

管理会社に頼める場合もあります。 管理別荘地では、定期的な換気や見回りをオプションで受けてくれるところがあります。内見のときに「このエリアで長く留守にする場合、湿気対策はどうしていますか」と聞いてみてください。

除湿機は、置けば済むわけではありません

霧の多いエリアでは、留守中に除湿機を動かすことも考えます。ただ、別荘ならではの難しさがあります。

  • タンク式は満水で止まります。 数日しかもたないので、ホースで流し続ける必要があります
  • そのホースは定期的な点検が必要とされます。 長く留守にする別荘ではやりにくい
  • コンプレッサー式は、低温で能力が落ちます。 対象エリアの1月の最低気温は-8〜-12℃ほどで、冬は働きません

電気代は方式によって月2,800円〜11,400円と、3倍以上の幅があります。 タンクもホースも要らないタイプ(デシカント方式など)や、電気を使わない太陽光換気という選択肢もあります。

無人の家で電気機器を長く動かし続けることの安全性については、確かな情報を得られませんでした。取扱説明書に従い、管理会社にも相談してください。

閉じるときに、全部は止めないことにしました

別荘は、1年の大半が留守の建物です。いない間に何が起きるかは、行ってみるまで分かりません。

うちが学んだのは、閉じるときに全部を止めないことでした。換気扇を1つ回し、戸棚を開けておく。その2つを変えた翌年は、カビは出ませんでした。

  • #カビ
  • #湿気
  • #除湿機
  • #換気
  • #軽井沢
  • #蓼科

データの出どころ: 気象庁 過去の気象データ 平年値(統計期間1991〜2020年)、運営者の実体験(蓼科・標高1,300m)