- 買う前
- 買った後
別荘の冬、実は1月と2月は行っていません

3行まとめ
- 標高1,300mの別荘を4年使っているが、1月と2月は行っていない
- 冬は水を抜いて閉じる。11月中旬〜12月頭に水抜き、GW前に水通し
- 3月に使おうとしたこともあるが、寒すぎて元の運用に戻した
この記事の内容
- 先に結論: 冬は閉じています
- 水抜きは、管理会社に頼んでいます
- 3月に使おうとして、やめました
- それでも行くなら、暖房は「体に近いところ」から
- 暖房器具、実際いくらかかるか
- ヒートショックは、部屋の外で起きる
- 窓の結露と、二重窓
- 除雪と、テラスの落ち葉
- 子どもにとっての冬
先に結論: 冬は閉じています
蓼科の別荘に4年通っていますが、1月と2月は行っていません。
冬の運用は、こうなっています。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 11月中旬〜12月頭 | 水抜きを依頼。ここで一度閉じる |
| 閉じている間 | 行かない |
| GW前 | 水通しを依頼。ここから使い始める |
別荘を買えば冬も使えると思っていましたが、実際はこうなりました。 理由は後で書きます。
水抜きは、管理会社に頼んでいます
寒冷地の別荘では、冬の間に水道管の水を抜いておかないと、凍結して配管が破裂します。
うちは管理会社に依頼しています。1回9,000円(ブレーカーのオンオフ込み)。水抜きと水通しで年2回なので、年間18,000円です。
本当は自分でやりたかったのですが、できませんでした。
最初の年、自分で水通しをやろうとして、トイレの手順で詰まりました。 やり方が分からず、断念しました。
さらに、その後お風呂とトイレをリフォームしました。設備が変わったことで、元の手順がそのまま使えなくなりました。 新しい設備での水抜き・水通しの方法が分からず、そのまま管理会社に頼み続けています。
これから中古別荘を買って、水回りをリフォームするつもりなら、気をつけてください。 リフォームの際に、新しい設備での水抜き・水通しの手順を工事業者に確認しておくと、後で困りません。
費用は、自治体のふるさと納税に管理サービスの回数券があるので、それを使っています。 自治体と管理会社によって扱いが違うので、物件のある自治体の返礼品を見てみてください。
3月に使おうとして、やめました
一度、3月に行ったことがあります。
そのときは、行く直前に水通しを依頼して、帰った直後にまた水抜きを依頼しました。 1回の滞在のために、水抜きと水通しを追加で発注した形です。
結果、とても寒かったです。
3月なら大丈夫だろうと思っていましたが、標高1,300mの3月は、まだ冬でした。暖房を入れても家全体が暖まるまでに時間がかかり、水回りの追加費用もかかる。
それ以来、11月に閉じてGWに開ける運用に戻しました。 冬に無理に使おうとするより、その方が合っていました。
これは、うちの結論です。 冬に通える距離の人や、寒さに強い人なら違う判断になると思います。ただ、「別荘を買えば冬も使える」と単純に考えていると、こうなることもあるという話です。
それでも行くなら、暖房は「体に近いところ」から
冬に行ったときに分かったのは、足元から冷えるということでした。
空気を暖めても、床が冷たいままだと寒く感じます。逆に、床が暖かければ、室温がそれほど高くなくても過ごせます。
なので、こうしています。
- ホットカーペットを敷く。座る場所、過ごす場所に
- 各部屋にオイルヒーターかセラミックファンヒーターを置く。部屋ごとに独立して暖める
- 寝るときは電気毛布。布団の中だけ暖かければいい
家全体を一定の温度にするのではなく、自分がいる場所だけを暖める。
石油FFヒーターも使っています。こちらは広い範囲を暖めるので、リビングのような滞在時間の長い部屋で活躍します。
暖房器具、実際いくらかかるか
1時間あたりの運転コストです。
| 器具 | 1時間あたり |
|---|---|
| 石油FFヒーター | 約23〜48円(家庭用の機種の例) |
| ホットカーペット | 約3〜7.6円(1畳約3円、3畳約7.6円) |
| 電気毛布 | 約0.7円(1時間22.5Whの製品の例) |
電気は31円/kWh、灯油は118〜124円/Lで計算。うちの石油FFヒーターは1980年代の大型の機種で、本体の銘板の燃料消費量は最大で1.090L/時(最大火力なら1時間約130円)です。弱めたときの値は銘板に書かれていないため、表は今の家庭用の機種の例(メーカーが公表している機種、燃料消費量0.195〜0.389L/時、2018年発表)で計算しています。機種と火力で変わり、大きい機種ほど高くなります。灯油価格は変動が大きいので、目安として見てください。
ただ、最大火力で燃え続けることはほとんどありません。 外の気温が15度くらいの日なら、20度設定の弱めの運転でも10分ほどで部屋が暖まり、そのあとは火力が下がって静かに燃えています。部屋数が少ないことも関係していると思います。
電気毛布とホットカーペットは、驚くほど安いです。 電気毛布は石油FFヒーターの30分の1以下、ホットカーペットでも3分の1以下です。
ただしこれは置き換えの話ではありません。 暖める範囲が違います。石油FFヒーターは部屋を暖め、電気毛布は布団の中を暖める。役割が違うので、併用します。
寝るときに石油FFヒーターを止めて電気毛布だけにする。日中は石油FFヒーターとホットカーペットを併用する。そういう使い分けです。
冬に使わない期間も、電気代はゼロにはなりません。 うちは冬、キッチンの換気扇以外のブレーカーを落としていますが、行かない月でも月1,000〜2,000円ほどかかっています。
ヒートショックは、部屋の外で起きる
暖房を入れているのは、居室だけです。 トイレ、洗面所、廊下は暖房が入っていません。
暖かい部屋から、暖房のない場所へ移動する。この温度差が、ヒートショックにつながります。 血圧が急に変動して、心臓や血管に負担がかかる現象です。
しかも別荘は、到着した直後が一番寒い。 家全体が冷え切った状態から暖め始めるので、居室だけ暖まって他が冷たいままの時間が長くなります。
うちでやっているのは、各部屋のドアを開けて、扇風機を弱く回すことです。暖かい空気を、暖房のない場所へ送ります。
ただしこれは、うちが平屋だから成立している方法です。 暖かい空気は上に溜まるので、2階建てだとドアを開けても階段から上へ逃げてしまいます。水平に送れば届く、という前提です。
扇風機を弱くしているのは、風を感じさせないためです。強く回すと、送られてきた空気が風になって、かえって寒く感じます。
窓の結露と、二重窓
窓が結露します。 室内と外の温度差が大きいほど、ひどくなります。
二重窓(ペアガラス)の断熱は強いです。 ただしうちの別荘は二重窓ではありませんでした。
中古の別荘を検討しているなら、内見のときに窓を見てください。 ガラスが1枚か2枚か。これだけで、冬の快適さと結露の量がかなり変わります。
後から替えることもできますが、費用がかかります。買う前に確認できることです。
除雪と、テラスの落ち葉
目の前の道路は、管理会社が除雪してくれる認識です。 ただし雪が深い時期には行っていないので、実際にどこまでやってもらえるのかは確認できていません。
3月に行ったときは、家の前と、目の前の道と、テラスは自分たちで除雪しました。 管理会社がやってくれる範囲と、自分でやる範囲の境目がどこかは、物件を決める前に管理会社に聞いておくといいと思います。
テラスは、雪と落ち葉の両方を落としてください。
濡れた落ち葉をテラスに放置すると、木が傷みます。 湿気が抜けず、腐食が進みます。テラスの補修は費用がかかるので、掃き落とす手間の方がずっと安いということです。
秋のうちから、行くたびに掃いておく。それだけで、テラスの寿命が変わります。
子どもにとっての冬
ここまで、気をつけることばかり書きました。
ただ、子どもにとっては話が別です。
都会に住んでいると、雪はめったに降りません。降っても、すぐ溶けます。別荘では、雪が積もったままになります。 雪合戦も、雪だるまも、やりたいだけやれる。
大人が暖房費や水抜きを気にしている横で、子どもは何時間でも外にいます。これは、都会では買えない時間だと思います。
風邪をひかないように、手足を冷やさないように。それだけ気をつけて、あとは好きにさせています。
冬に使うかどうかは、買う前に決めておく
夏だけ使うつもりなら、水を抜いて閉じるだけです。うちはそうなりました。
冬も使うつもりなら、暖房の費用、水抜き・水通しの回数、窓の仕様、除雪の分担。 これらが毎年かかります。物件を選ぶ段階で確認しておく方がいいです。
うちは標高1,300mですが、通年で使うなら800〜1,000m帯という選択肢もあります。 夏の涼しさは少し落ちますが、冬の負担は軽くなります。同じ別荘地の中でも区画によって標高が大きく違うので、同じ別荘地の中で、標高が410m違いましたもあわせて確認してみてください。


